大阪・関西万博 日本館
日本館の声や空気をデザインする。

2025年大阪・関西万博 日本館のテーマは「いのちと、いのちの、あいだに」。万博会場から集めたごみが新たないのちとなり、次世代へつながっていく過程を「いのちのリレー」として展示しています。この体験を通じて、この世界は無数の小さな循環によって成り立っていると気づくことができるパビリオンです。
循環する「いのち」とは何か。そう問いかける日本館のテーマを可視化し、視覚的に束ねられるビジュアルシステムを開発しました。さらに一見難解にみえる概念を楽しみながら理解してもらえるように、サイン計画をはじめWebサイトなど、日本館全体のコミュニケーション領域を設計しました。
日本館のビジュアルシステムもひとつの「いのち」です。呼吸し、成⻑するかのように分裂と融合を繰り返しながら、生命体のように変化し続けるビジュアルパターンは、ロゴやグラフィック、イラスト、動画などメディアを問わず展開。あらゆる場面で身体感覚に訴え、日本館のテーマを体験として届けることを目指しました。
Visual Identity
文化や言語の壁を超えて、日本館のテーマを体験として届けるために、生命体のように変化を続けるビジュアルシステム。生命感のあるパターンは、ロゴやグラフィックだけではなく、展示物の一部としても展開。ひとつの「図形」としてではなく、変化の「過程」が訪れる人の記憶に刻まれていく。そんな視覚体験を生みだし、日本館の印象をシームレスにつなぎます。
Web / App
「いのちの循環」とは何か、具体的かつ親しみのある表現で伝えることを重視したWebサイト。1年間、毎月異なる特集テーマで「循環」のおもしろさを発信した「月刊日本館」や、多面的に日本館の世界を紐解いた「まるごとガイド」など、一方的に日本館の世界観や情報を押しつけるのではなく、読者が思考を巡らせる対話的なコンテンツを開発しました。
Signage
浮遊するようにレイアウトしたタイポグラフィ、建築や空間に溶け込むようなおぼろげなグラフィックなど、展示を紐解くコンテンツを日本館内に点在するように設計。視覚だけではなく空間の中で「感じる体験」として、日本館のささやきに耳を傾けたくなるような声を作りあげました。来場者の身体感覚に訴えることで、日本館の体験を多角的に広げることを目指しています。



















Movie
メインエントランスに設置された8連のデジタルサイネージ、各エリアの展示解説映像、プロモーションムービーなど、映像コンテンツのディレクション・制作も担当。館内の映像は展示体験のノイズにならないよう、余計な演出をできる限り排した「わかりやすく・主張しない映像」を精緻に設計しました。
Credit
- General Produce
-
- 佐藤 オオキ *
- General Design
-
- 佐藤 オオキ *
- Concept Work
-
- 渡辺 潤平 *
- Copywriting
-
- 渡辺 潤平 *
- Art Direction
- Film Direction
-
- 深尾 大樹
- 足立 健
- Cinematography
-
- 深尾 大樹
- 小野 陽平
- CG Direction
-
- 山﨑 孝昇
- 橋本 健一 *
- Music
-
- 佐藤 教之+佐藤 牧子 *
- Produce (Web)
-
- 船橋 友久 *
- Project Management
-
- 船橋 友久 *
- Web Direction
-
- 堀田 裕 *
- Art Direction (Web)
-
- 鎌田 亮平 *
- Web Design
-
- 鎌田 亮平 *
- Technical Direction
-
- 安友 裕秋 *
- 新村 卓宏 *
- Programming
-
- 王生 芹香 *
- 三井所 高成 *
- Frontend Engineer
-
- 王生 芹香 *
- Accessibility Lead
-
- 本田 一幸 *
- Accessibility Specialist
-
- 堀江 哲郎 *
- Editorial Direction
-
- 梶谷 牧子 *
- 石田 拓士
- Editing
-
- 戸髙 良彦 *
- 若杉 健吾 *
- 大和田 眞衣 *
- 森部 嘉一 *
- 泉岡 素子 *
- 長嶋 太陽 *
- 田中 優帆 *
- 乙辺 さゆり *
- 湯澤 和彦 *
- 高橋 直貴 *
- 細川 紗良 *
- Photography (Archived)
- Image Editing (Archived)
- Construction
-
- 日本館展示等コンソーシアム (丹青社+乃村工藝社) *
* 社外